このように、壱岐市の陸上養殖場に、電力だけでなく、システムの副産物である酸素や熱まですべて使う、本格的な
「水素貯蔵型マルチエネルギーシステム」
を構築、実証試験を進めており、世界的にも注目されています。
このシステムはEMSを有効に活用することで、蓄電池容量を最小化、全体の構築コストを下げています。
副産物も含め地域事業に寄与することで、実効的なコストを下げることが示されています。
実証実験システムを長期間稼働することにより、いろいろな問題点も明確になり今後その問題を解決し進めていきます。
特に、システムコストを下げるとともに、壱岐での太陽光発電が冬季は非常に小さいため、これに対応する再エネのハイブリッド化も重要な課題です。全島100%再エネ化の実現にも重要な知見です。